霧ケ峰の大空に復元機「プライマリー機」飛ぶ!!
日本のグライダー発祥の地
「
霧ケ峰高原
」で半世紀以上前に製造され、復元されたプライマリー機
の飛行会がありました。諏訪市グライダー協会
の恒例行事で県内外から
約20人が大集合。むき出しとなった名機の操縦席に代わる代わる乗り込み、ススキの穂が揺れる初秋の高原で人力飛行を楽しみました
。
関東学院大学
OBの故・本多誠之さんら有志が3年がかりで修復し、遺族から寄贈を受けた「
はとK-14型
」で飛行しました。霧ケ峰式の木製初心機で
1人乗りです。10人ほどで2本のゴム索を引っ張り、蛙原(げえろっぱら)のなだらかな斜面を使って「パチンコ」の原理で飛ばしたのです・・
。

浮き上がることができなかった参加者もいましたが、「プライマリー機はグライダーの原点。飛べても飛べなくても体験できただけでうれしい」と
満足・満足です。「この経験は今後のグライダー人生に役立つと思う」と、操縦桿を握った喜びを表しました。
旧制諏訪中学校
(現諏訪清陵高校
)にあった滑空部のOBで、プライマリー機に親しんだ、諏訪市グライダー協会顧問の
増沢三平さんは「当時は団体行動の訓練のようなもので、楽しさよりつらい思い出が多い。
失速すると怒られた」と回想しつつ、「プライマリーに興味を持って集まってくれる人がいる限り、こうした会を続けていきたい・・・」と。

グライダー
はその性能と型式からプライマリー・グライダーprimary glider、セコンダリー・グライダーsecondary glider、そしてソアラーsoarerの3種類に分けることができる。国土交通省の耐空性基準では、強度上の要件から滑空機実用(U)、滑空機曲技(A)に分類されている。
プライマリー・グライダー
は、普通、木製のトラス胴体に木製羽布張りの主翼がつき、上下から張り線によって固定されている簡単な構造で、操縦者は胴体先端の座席にむき出しのまま座り、計器類はない。太いゴム索を20人ぐらいの人によってV字形に引っ張り
、十分な張力がついたところで
発航するようになっている。この機体は空気抵抗が非常に大きく性能が悪いため、現在ではまったく使用されていない。




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